自鳴琴とも呼ばれていたオルゴール、癒しの館を覗きました。店内はさながらオルゴール博物館。スイスの老舗オルゴールブランド、「リュージュ」や日本製の中高級オルゴールがずらり展示されています。クラシックから最新ポップスまで、幅広いメロディを聴くことができるんです。 ガラスの町にあるわたし達のお気に入りの館です。 雲間から陽が射してきました。「大丈夫みたいだね、行こうか!」「そうね~♪」。天気予報では雨になる筈だった日曜日。 紅葉はまだ早いけど、行きたいところがいっぱい。前日は「沈まぬ太陽」、二日続けて晩秋デートです。少し黄色味を帯びてきた北勢の山々を観ながら、70キロのドライブにしゅっぱ~つ。行き先は、何度も行った「黒壁スクエア」。そうこの日のわたし達は、歓迎されるリピーター。 中仙道と北陸を結ぶ北国街道が走り、今も辺りには格子や板塀が残っています。わたし達のお気に入り散策街道、歩いていると何だか郷愁を感じます。ぶらり散策をしながら、街道のお店をのぞいたのです。 この辺りは、ガラス製品が約3万点も展示販売されている魅惑の町。観るだけでも十分楽しめるガラス博物館でもあるんです。 町お越しが成功し、みごと当時の北国街道のにぎわいを甦らせました。近年は「黒壁スクエア」として、魅力ある観光エリアに。 明治33年(1990年)第百三十銀行長浜支店が建てられ、壁が黒塗りだったことから「黒壁銀行」と呼ばれていたとか。そして、この辺りの愛称にもなっています。黒漆喰に真っ白な窓枠、和洋折衷のモダンな建物です。 中に入るとキラキラ輝くガラス工芸品がズラリ。天井を見上げると、気持ちのいい吹抜けになっています。 アクセサリーやキャンドルホルダー、花器など暮らしが華やかになるガラス製品がいっぱい。 「何か気に入ったものがあったら、買ってあげるよ」「ううん、観るだけ」。いつもの会話がここでも。考えてみたら、本当に欲しがらない奥さまです。 やっぱり当たった天気予報、帰りは雨の道をひた走り。でもクルマの中は、いつもの音楽で陽が射していました。 #
by shizuo7f
| 2009-11-05 22:34
| 黒壁
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広い空港ロビーにフライトアナウンスが響きます。 搭乗を待つ多くの乗客。人が行き交う雑踏の中、「はい笑って、撮りますよ~」。 徳島に帰省する子ども連れの若いファミリー(東幹久さん)。 客室乗務員の樋田恭子(松下奈緒さん)は、撮影を頼まれ笑顔でシャッターを切っています。 向こうでは、9才の慎平を初めて一人旅に出す小山田修子(清水美沙さん)。笑顔で手を振る息子を見送っているところです。 乗降客や見送る人でごった返す羽田空港。 これから起こる恐怖を誰もが知る由もありません。 航空機時代の幕開け間もない昭和30年代。「国民航空(NAL)」の組合委員長として労使闘争に情熱を燃やしていた主人公の恩地 元(渡辺謙さん)。 組合員からの熱い信望の裏返しに、待っていたのは会社の理不尽な報復人事だったのです。 パキスタン、イラン、そして路線就航もないケニアへ。 家族と離れ離れになりながら、転々と赴任を強いられていくのです。 絶えながらも任地で職務を全うする恩地。本社勤務と引き換えに、組合からの脱退と謝罪を迫る会社。 かつて組合員として一緒に闘った、同期の行天四郎(三浦友和さん)は、本社での重要ポストを引き換えに、組合の弱体化に加担しエリートコースを歩み始めていました。盟友であった行天の裏切りに傷つき、そして妻・りつ子(鈴木京香さん)や二人の子供たちとの断絶。 そんなとき、突然の悪夢が!航空史上最大のジャンボ機墜落事故が発生するのです。 未曾有の大事故が、巨大企業の行く末を阻み、政界をも巻き込む終わりなき戦いが始まるのです。 好天だった土曜日、爽やかな日に惜しげもなく「二人のシアター」へ。 本来なら、雨予報が出てる翌日の日曜日が映画の日なんですが…。何故かって?東海三県下、まだどこも紅葉には早かったのです。 観たいときがお出掛け日和。はやる気持ちもあって、「ファイブ・ワンダーフリー」のポイントカードを持って仲良く。勿論、目当ては「沈まぬ太陽」。 チケット売り場で見かける方々は、やっぱり5、60代と思われるご夫婦カップルが目立ちます。 「前評判通りね~」「いつもより観客多そうだね」。お客さまウォッチをしながら、少しずつシアターモードに切り替わっていくわたし達。 月3回は久しぶりって言うか、新記録かもしれません。ロビーシートに座り、上映前の楽しいお喋り。気持ちが少しずつ高まっていきます。 国民航空(NAL)の社員として、空の安全を求め闘った主人公の恩地元。映像にすることは不可能と言われていたそうです。航空会社と対峙する男性社員を描いた話題の長編小説「沈まぬ太陽」。何と、総製作費は日本映画としては最大規模の20億円だったそうです。原作者山崎豊子さんは、「家族や昭和に生きた1人の男性を丁寧に描いた」と。 長い映画です、上映時間は3時間22分。何と10分間のインターミッションがありました。 涙なくしては観られません。ジャンボ機墜落事故。 何とその現場シーンを撮る為に、1年前から準備に取り組んだそうです。 また現在の羽田空港では昭和の風景を描き出せないとのことで、タイの実稼働する空港での撮影となったそうです。 当然この日も、観終えた後の奥さまとの論評会。あのシーンあのセリフが次々蘇って来ました。 家に帰り着くまでのクルマの中は、この映画の凄さを証明するかのように、冷めぬ高ぶりが続いたのです。 二人の結論、「映画って面白いね~」。 #
by shizuo7f
| 2009-11-02 22:37
| 映画
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半年ぶりにいつものお店にやって来ました。 辺りはお気に入りの花を求めるひと達で大賑わい。みんな花が好きなんですね~、勿論わたし達も。 意識的にカラフルカラーを取り入れないと、我が家の庭も冬枯れ色に。そうならないようにする為に、今年も明るい「華やか秋冬モード作戦」の開始~! 数年前には、とても信じられない奥さまの足元。 外出する時は決まってお洒落なパンプスとか、カジュアルなサンダルだったんです。 最近はショッピング中も健康を意識してるようです。 花の周りを軽やかに歩く後ろ姿を眺め、 モチベーションを持ち続けているなと改めて嬉しく思いました。 そんな奥さまのイメージの中では、もう今年の秋冬モードは出来あがっているようです。 寒くなるこれから、冬の間も健気に寒さに耐えてくれる花がいいですね~。 もうすっかりお馴染みになった寄せ植えやハンギングバスケット。 ショッピングカートを押しながら、次々選ばれて行きます。 「あらぁ、こんにちは~」「お宅もお花を?」。ワンちゃんを連れたご近所さんご夫婦、しばし立ち止まってお喋りが始まりました。 可愛い洋服を着て、吠えもせずお利口さんですね~。ご主人さんとクルマの中で待ってたんですが、退屈になり、やむなく店内にやって来たとか。 よく見ると、結構ワンちゃん連れの方がみえます。 それにしても色鮮やかですね~。赤や黄色は元気色、観てるだけで心が弾みます。 このような色彩から受ける感覚って、みんな一緒なんでしょうか? 聞いたところによれば、例えば白色。日本やアジア圏では一緒、清潔感や高貴さ神聖さの象徴としてとても好まれる色だそうです。 ところが欧米では何と無視される色とか。白は色ではないという考えがあるからだそうです。 色彩から受ける感覚は、個人差があるそうです。それはこれまでの経験、学習、心理的な背景が大きく影響しているようです。 又、信仰や宗教、気候環境なども重要な要素となっているとか。 わたし達にとっての赤や黄色は、パワーを感じる好みの色、勿論この日選んだシクラメンやパンジーも赤や黄色。 完成したばかりのシクラメンとパンジーの寄せ植え。正月過ぎた頃から、見頃を迎える筈です。 季節の花の寄せ植え。今年はどんな季節を感じさせてくれるんでしょう。 まだまだ足りません。あと数回は仕入れに行かねば。しばらく続きます、我が家の「華やか秋冬モード作戦」。 #
by shizuo7f
| 2009-10-30 13:45
| 花
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お品書きを手に、話題はこれから出て来る「神無月」の献立で大盛り上がり。 土曜日のお昼、恒例となった秋の日の夫婦仲良し会が始まりました。 今年の会場は、昭和3年創業ながら現代風にリニューアルされた完全予約制の日本料理店。 迎えのバス車内。揺られながらも、奥さま初め皆さんの会話はすでに弾んでいました。 わたし達男性陣、「早いですね~、あれからもう一年」「お元気そうで」。 確か昨年もこんな会話で始まったような気がします。 案内された部屋は、北勢の山を仰ぐことが出来る明るい洋室。爽やかな秋の空のようなブルーのテーブルクロス。 珍しくもなかったのですが、とても新鮮に感じました。 「どう座りましょうか?」「適当でいいんじゃないかな」。みんなで決めたのは、女性グループと男性グループに。 この日殿さま席に座った男性陣。わたしの心の中では、女性陣に花が飾られたVIP席に座って欲しかったのですが、なりませんでした。 乾杯~。冷えたビールグラスがカチンと響きました。 実は撮るタイミングが合わず、2回やって貰ったのです。お願いするのをためらったのですが、快く聞いて戴き撮影セーフ。 年1回とはいえ、今年もお隣りどうし夫婦で懇親を図ることが出来ました。 数年前になりますが、言い出しっぺのわたしとしては、やっぱり嬉しい乾杯です。 気分が高揚するのにそんなに時間はかかりません。 趣味のレジャー農園や写真撮影、ウィンドウズ7、孫の成長…。話題は次から次へと、まるで猫の目のように目まぐるしく変っていきます。 そして、チョッと長かったのが「年金」の話題。この会が始まった頃にはなかった話題です。気づいたらみんなの最大関心事に。社会保険事務所へ出向き聞いて来たとか、受給開始年齢がどうとか。結構情報入手の場に。 離れて座った我が奥さま、口に手をあて何やら談笑しています。ご近所さんとの挨拶も恥かしそうにしていた新婚時代を思い出したわたし、「腕をあげたね」と言ってあげたくなったのです。こどもの成長と共に、親であるわたし達も成長したんですね。 思い起こせば…。新婚時代からご近所さんとの交流が始まり、地域の皆さんの温かい眼差しに見守られ、子育てしてきたと思います。 この先、家族だけではできない街並みや環境の保全、時代と共にこれからも新しいお隣り付き合いが続くのです。 楽しかった雰囲気をそのまま家に持ち帰ったわたし達、夜遅くまで会話が続いたのです。 #
by shizuo7f
| 2009-10-26 21:44
| その他
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ペチュニア、ナスタチュウム、リリカシャワー、イソトマ、インパチェンス、ランタナ、ヒマワリ…。 いっぱいの明るさと元気をくれた我が家の夏の花。 にぎやかな夏が過ぎ、我が家の庭にも少しずつ秋の気配が。「さっぱりしたでしょ」と奥さま、「さすがプロの技だね」とわたし。 爽やかな風が吹く今朝、カメラを向けながら久しぶりにじっくり眺めたのです。 毎年お世話になっている庭師さんが二人、一昨日一日かけて剪定してくれました。 庭の半分を可愛い花に。10数年前二人で相談し、思い切って作り替えたんです。 華やかな空間にする為には、3本あった松の木も1本に。 素人のわたしにはとても松の面倒はみてあげられません。 どうせならと、カエデ、ツツジ、ツゲ、カンツバキ、ハナミズキ…、毎年丸ごとお願いしています。 昼休み、ウォーキングするわたしの携帯に、「今庭木の手入れ、来てくれてるわよ~。綺麗になるわ」。 食べずにいたお茶菓子をそっと包み渡した奥さま。 「お陰さまです」とのお礼の言葉に、「また来年おじゃまします」と気持ちよく帰られたそうです。 客であっても、感謝の気持ちをはっきり伝えることはいいことです。 それを聞いたわたし、奥さまと庭師さんとのやり取りを想像し、嬉しくなりました。 感謝の気持ちといえば…。 いつもどんなときでも、奥さまに「ありがとう」「嬉しいよ」と感謝を伝えるわたし。夫婦なのに可笑しいですか?こんなわたし。 黙って心で感謝すればいいことかもしれません。でもつい言っちゃうんです。 結婚以来ずっとそうしてきたわたしに、嬉しそうにうなずく奥さま。だから嫌とは思っていないと、勝手にそう思っているのです。 もし今日から「ありがとう」なんて言ったら、「どうしたの?」って返事が返ってくるかもしれません。 それ以前に、「今さら」とか「恥ずかしいな」「照れくさいな」が先立つかも。 でもわたしは思うのです。夫婦の距離が少し遠いとか、最近感謝の言葉がお互いにないと思うご夫婦がいたら。 たまには、「いつもありがとう」の感謝の言葉を掛け合ったら、夫婦の仲はもっと近くなるんじゃないかと。 誰でも感謝されたいと心で思うもの。わたしも例外でなく、そんな一人です。 自分から感謝の気持ちを言葉にすれば、きっと感謝されると信じています。感謝されるって、とっても気持ちがいいものです。 さぁ~、明日は楽しい土曜日。年一回の待ってた嬉しい日です。 #
by shizuo7f
| 2009-10-23 19:33
| その他
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